インターネットで使えるクラウド型会計ソフト「ネットde会計」の会計用語集(年金資産)

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年金資産

年金資産とは、年金の給付を行う目的のために積立てられた資金であり、企業年金制度に基づき年金給付の支払いにのみ取崩すことが制度上規定されており,企業外部に積立てられて運用される資産である。この年金資産の額は、期末における公正な評価額により計算する(退職給付会計基準2-3)。 
 ここにいう退職給付制度では,企業会計における各期の退職給付債務の計算を行うとともに,将来の退職金の支払いのため,掛金の拠出や基金運用により長期資金の積立てを行うことになる。この積み立てに際して,運用利回り,死亡率,脱退率,昇給率等の基礎率に基づいて数理計算を行い,将来の各年の支払給付の予測と各期の掛金額が計算される。しかしながら,基礎率はすべて期待に基づくものであって,実際の運用利回り等とは異なり、資金の積立ての結果である年金資産残高の公正価値は当初の計画と違ってくることになる。そのため、退職給付金の会計では,各期の退職給付債務と年金資産の公正価値との比較によるその差異の状況を把握することが重要となる。